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欅坂46 平手友梨奈 [芸能]

欅坂46のセンターとして活躍する平手友梨奈が、9月公開の「響-HIBIKI-」で映画初主演するようですね

累計発行部数100万部を超える人気コミックが原作だ。平手が演じるのは、デビュー作で芥川賞と直木賞をダブル受賞したという設定の天才女子高生役

 欅坂46ではデビューから6作連続でセンターだが、今年に入ってからはグループ活動で不在が目立つ。

 昨年末の紅白歌合戦では、軽い過呼吸のような状態になり倒れるアクシデントも。1月31日と2月1日の武道館公演も、平手が欠席したことで、けやき坂46の単独公演に振り替えられた。4月のデビュー2周年記念コンサートも欠席。歌番組で新曲を披露する際にも、やはり姿がなかった。

「欅坂46の活動の場にほとんど姿を見せない状況で主演映画が発表されました。よく山口百恵さん的な雰囲気があると言われます。絶対的なスター性があるので主演自体は妥当な感じがしますが、新たな仕事に安心したファンがいる一方で、複雑な思いのファンもいるでしょう」と、音楽評論家の宗像明将さんは言う。

「良くも悪くも平手さんの圧倒的な存在感に目がいくグループだったので、他のメンバーの魅力をアピールするいい機会という考え方もできます。欅坂46とけやき坂46という“欅グループ”全体の視点で見ると、いいことなのかもしれません」

 平手不在で欅坂ファミリーにいい意味で下剋上が訪れるかもしれない。宗像さんは、「リアリティーショーのよう」と例える。

 「少女たちが試練を乗り越える姿にファンがどんどん共感していくAKB48の選抜総選挙だって、本来なら女の子たちを順位付けするというのはひどい話かもしれません。それでも、誰が1位になるんだろう、選抜入りするんだろうと、興味を引きつけるリアリティーショーとして成立させ、AKB全体の人気を獲得してきた」

 欅坂は、特に10代の子たちから強い共感を集めている存在だという。

「今の状態は、『てち(平手)どうなっちゃうんだろう』と気にしながら、『他のメンバーも頑張っているね』という共感を若いファンに生み出す。リアリティーショーという視点で見た場合には、うまく回っているのかもしれません」

 宗像さんは映画主演も決まり、平手もグループも心配ないと見ている。

「今は結果的に危うい状態に追い込まれてしまい、活動を抑えている状態なのではないでしょうか。ミュージックビデオ(MV)ではもちろんセンターをつとめていますし、要所要所では、平手さんが登場するつくりにしています。不在が多くても、長い目でみれば、平手さんもグループ自体も大丈夫だと思います」


※週刊朝日 オンライン限定

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