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ママに見えない芸能人 [芸能]

長寿化し、人生100年時代といわれて久しいが、それに伴うように現在の私たちは、同じ30歳なら30歳、50歳なら50歳でも、昭和の昔と比べると若く見えるようになったともいわれる。ファッション、ルックス、生き方など、人々のあこがれを集めてきた芸能人は、果たしてどうだろう。やはり、結婚して家庭を持った後も「結婚しているようには見えない」「子どもがいるようには見えない」などと評されるのが目立つ傾向にあるよう

 まず、雑誌やネットにおけるこの種の特集、アンケートなどで必ずといっていいほど名前があがるのが、安室奈美恵だろう。現在40歳だが、TRFのSAMと結婚したのは1997年(2002年離婚)、まだ20歳のときだった。翌年には長男を出産し母親となったので、長男も今年の誕生日がくれば20歳になる。

 「結婚した年は、10代シンガーとして日本の音楽史上初となるシングル・アルバム総売上げ2000万枚突破を記録した、まさに絶頂期でした。それだけに結婚のニュースは芸能界の枠を超えて大きな話題となりましたが、若くしてトップに立った早熟のアーティストといえるでしょう。離婚後、女手一つで育児をしてきましたが、“アムラー”という言葉を生んだほど若い世代のファッションのアイコンでもありましたし、親になっても若さを保つセンスに富んでいるのでは」と、音楽メディアの40代男性編集者は振り返る。

 その安室も、今年9月で惜しまれつつ芸能界から引退する。ツアーのオフショットを収めた写真集「GIFT」がセブンネットショッピング限定で4月26日に発売されるが、リラックスしたオフの姿もなおファッショナブルな安室の姿が見られそうだ。


 「ママに見えない」という意味では、黒木メイサも安室に勝るとも劣らない一人だ。昨秋出演したドラマ「オトナ高校」ではJK風の制服姿が反響を呼んだが、元KAT-TUNの赤西仁と結婚したのは2012年2月だから“人妻”になってすでに丸6年が過ぎ、7年目に突入している。同年9月には第1子となる女児を出産し、昨年には第2子の男児を出産したから2児の母ということになる。

 「ドラマでの制服姿以上に話題を呼んだのが、昨年9月に発売した写真集『INCARNATION』(TOKYO NEWS MOOK)です。フォトグラファーはレスリー・キーで、第2子を授かる前に撮影されたものですが、クールでセクシーな写真の数々は独身時代と変わらぬプロポーションです。第2子出産後は、芸能活動復帰に向けてプロのトレーナーのもと無理のないトレーニングから再開したそうですが、現在もとても2児の母親には見えない若さ、みずみずしさを保っています」と、称賛するのはエンタメ系出版社の50代男性編集者だ。

 夫である赤西も音楽活動が好調で、公私共にわたる充実した生活が若さを保つ秘訣にもなっているのかもしれない。

いまや押しも押されもせぬトップ女優に成長してきた上戸彩も、32歳にして1児の母だが、ルックスの若さがよく話題にのぼる一人だ。映画化もされたヒットドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)では斎藤工と共演し、禁断の関係、不倫に陥っていくヒロインを好演し大きな反響を呼んだ。女優としてこれからますます成長が楽しみな一人だ。結婚したのは27歳の誕生日である2012年9月14日。夫はEXILEのHIROで、2015年に第1子となる女児を出産している。

 「童顔のルックスなので、10代のころは年齢を重ねてどうなるかが注目されていた面もあります。若いころに可愛いくても、意外とくずれてしまう場合もありますからね。でも上戸は可愛さに年齢なりの落ち着きが加わって、“可愛い美女”に正常進化したといえるのではと思います。アラフォーになってからも楽しみですね」と、地上波放送局の50代プロデューサーは期待を語る。

 年齢を重ねたなりの美しさという価値観もあり、若く見えることが必ずしもいいこととは限らないかもしれないが、若さを保つには本人の生まれ持った資質や、ルックスをキープする高いプロ意識など、それぞれの秘訣があるのだろうか

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