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トヨタ新型プリウス [日記]

海外でのハイブリッド車の売れ行きが変化してきた。今まで一番売れていたのは言うまでもなくアメリカだけれど、プリウスの台数を調べてみたら18万5千台と前年比10%も落ちた(2年連続ダウン)。新型プリウスの販売も伸び悩んでおり、すでに苦戦必至と言われ始めたよう

アメリカのプリウスには日本で言う「アクア」と「プリウスα」も含むため、3車種合わせた台数で言えば日本の半分しか売れていないのだった。 アジアでも厳しい状況。タイは昨年9月に生産と販売を停止。中国は昨年発売した「カローラ/レビンハイブリッド」の売れ行きにイマイチ元気ない

しかし、意外にもヨーロッパ市場が伸び始めている。「ヤリス(日本名:ヴィッツ)」と「オーリス ハイブリッド」は、前年比で1.5倍くらい売れていると言うから驚く

何故か?

ヨーロッパの小型車は、厳しいディーゼルの排気ガス規制導入で大幅に車両価格が上がってしまい、今やハイブリッド車と同等になっている。

加えてヨーロッパも日本同様に都市部は渋滞。高速道路の制限速度が徐々に低くなっており、ハイブリッド車の動力性能で何ら不満がなくなってきた。

何とトヨタの場合、今年はアメリカで売れるハイブリッド車の台数を、ヨーロッパが上回りそうな状況になっている。今後さらにヨーロッパの販売は上向くよう

プリウスの売れ行き不振はトヨタ社内でも深刻な課題
海外での傾向としてハッキリしてきたのが「中型車以上のハイブリッド車は売れない」ということ。どこの国でも中型車以上に乗っている人は自分のお金でガソリンを入れていない。燃費良くても意味がないのだった。けれど小型車に乗っている人の多くは自分のサイフからガソリン代を出している。

翻って日本市場と言えば、世界一のハイブリッド好きかもしれない。ハイブリッドという文字を入れるだけで、動力性能に“ほぼ”影響を与えないほど小っさなモーター(2~3馬力)しか使っていない超簡易式ハイブリッドであっても宣伝材料になってしまうほど

実燃費など関係無し。ハイブリッドなら何でも良いという流れになってきた。

一方で、ハイブリッド車が当たり前になってきたため、本家プリウスであってもクルマとしての魅力無ければ苦戦するよう

トヨタのWebで「納期情報」を検索すると、「シエンタ」と「ハリアー」と、受注輸入車である「アヴェンシス」だけ。プリウスの記載なし。つまり普通のクルマと全く同じ納期だと言うこと

7月の登録台数を見ると絶好調に感じる新型プリウスながら、受注残をこなしただけであり、9月あたりからイッキに落ちそうな展開になっている。プリウスの売れ行き不振はトヨタ社内でも深刻な課題になっているらしく、早くもお買い得装備の特別仕様車まで出てきたほど

期待していたプリウスPHVの発売も少し延期と発表したトヨタ。PHVも含めハイブリッド車の象徴であるプリウスをどう売っていくのかが カギですね

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